東京に設計したロレックス東陽町ビルと同じテクニカルセンターであり、大阪北部を貫く幹線道路沿いに立地している。東陽町と同じレッドトラバーチンを空間のアクセントとしてエントランスを構成して当該ビルとの共通性を表現し、基準階の作業空間は白いセラミックを施したガラスカーテンウォールで覆い、丸と帯状の透明部分を不規則に設けて周辺市街地に応じた視線の制御を試みている。一方、上層には透明感がある天井の高いカフェテリアが基準階から浮遊するかのように配置され、解放感と眺望が得られる休息空間を設けている。これら層構成と空間の対比は、時計修理に適した室内環境創出の一助となるべく計画された。
所在地: | 大阪府 大阪市 |
完成年: | 2009 |
用途: | 事務所 |
主要構造: | 鉄骨造 |
階数: | 地下1階 地上7階 |
敷地面積: | 784.51m² |
建築面積: | 667.52m² |
延床面積: | 4,863.75m² |
構造設計: | オーク構造設計 |
設備設計: | 森村設計 |