敷地は長野市の都市軸の一つである大通りに面しており、通り沿いの軒の高さを抑え、ファサードの分節化によってヒューマンスケールの街並みの形成を目指している。通りからは中の様子が垣間見え、また室内からは広場の緑や街の風景が望める開放的な設えであり、建築の内と外で「見る-見られる」の関係性を創っている。
建物は庁舎とホールの複合施設であり、芸術館には、音楽を主目的とする1300席の大ホール、生音の響きを重視した300席の音楽専用ホール、それに演劇を主体とするスタジオ型の小ホールというように特性を明確にした3つのホールと市民の芸術活動を支援する練習室や制作室などが収められている。
所在地: | 長野県 長野市 |
完成年: | 2016 外構:2018 |
用途: | 劇場、音楽ホール (+市庁舎) |
主要構造: | RC造、SRC造、S造 |
階数: | 地下2階/地上8 階 |
敷地面積: | 13,004m² |
建築面積: | 5,784m² |
延床面積: | 12,483m² (+長野市第一庁舎 15,980m²) |
設計協力: | 長野設計協同組合 |
構造設計: | 梅沢建築構造研究所 |
設備設計: | 総合設備計画 |