建物はエルンスト財団のプライベートミュージアムであり、所蔵している1900年代中期以降の抽象絵画を展示するために計画された。建築それ自体が市民に親しまれる姿となるよう、その形態は古い建築が残る街並みのスケールに呼応して3つのボリュームで構成され、軒の高さや壁面線を周辺の建築と調整している。1階には街との連続性を持たせて市民が気軽に利用できる空間を、上階には展示ルートの合間に和をテーマとした中庭、彫刻テラスや街並みへの眺望が楽しめる空間を配し、街に開かれた美術館を目指している。
所在地: | ドイツ ウィースバーデン |
完成年: | 2021 |
用途: | 美術館 |
主要構造: | 鉄筋コンクリート造 |
階数: | 地下 1階/地上 3階 |
敷地面積: | 5,685㎡ |
建築面積: | 2,875㎡ |
延床面積: | 8,910㎡ |
設計協力: | schneider+schumacher Bau- und Projektmanagement GmbH |
構造設計: | B+G Ingenieure Bollinger und Grohmann GmbH |
設備設計: | FC-Planung GmbH |