シャトークルー駅周辺の5haに及ぶ再開発は、都市圏再生計画の核をなし、以下のような敷地の特性から都市の玄関、また交通・通信の結節点として強く期待されている。
1) サンテティエンヌ都市圏内における重要性:都市における様々な交通機関を結び付け、業務・商業地として大きな可能性を持つ。
2) 他都市、地域をつなぐ中継点:都市の主要幹線道路、鉄道の玄関口であり、リヨンや他地域を結ぶ中継点である。
3) 中心部からの利便性:新設のトラム路線は中心市街と駅を繋ぎ、新しいビジネスセンターへのアクセスを容易にする。
多くの伝統的なヨーロッパ都市同様、敷地の建物は街路によって壁面線が規定される。また、街区内の中庭も憩いの場を提供するだけではなく、各建物の壁面線を構成している。これらの中庭群は駅前のメインストリートから視覚的、空間的に続き、歩行者の動きをより流動的にする。そして、ここに活性化した豊かな都市生活をもたらすことを意図としている。
現在までマスタープランの策定、第一期の設計が行われているが、今後もマスタープランに基づき、多様な協力関係を通じて更なる地域発展を目指す。
延床面積: |
16,400m²(第一期・除地下駐車場) |