浮かぶ劇場

様々な実験的創作活動に用いられる多目的な構造体である。タグボートに曳航されて都市から郊外へと移動するパビリオンの上では、祝祭的なミュージカルから静謐な詩の朗読まで、幅広い活動が展開されている。浮かぶステージ、そしてその上の二重螺旋のフレームからなる形態は、地面に固定された建造物とは異なり、移動するにしたがって様々なイメージを喚起させ、同時に場のイメージをも変容させていく。

所在地: オランダ フローニンゲン 
完成年: 1996
用途: 多目的船上パビリオン
主要構造: [パビリオン]鉄骨造 [船]鉄筋コンクリート造
建築面積: 150m²
延床面積: 150m²
構造設計: SDG構造設計集団
■ Notes
共同基本構想:Dora van der Groen
■ 掲載誌
Fumihiko Maki(PHAIDON):2009.6
新建築:2008.5 別冊 [IN PROGRESS], 1996.11
日経アーキテクチュア:1996.10.21