鳥取県立美術館

約50年にわたる鳥取県立博物館美術部門のコレクションと活動を引き継いで、鳥取県倉吉市に計画されている県立美術館である。従来の美術館機能に加え、人々が交流し鳥取のアートを発信する拠点として、多様に活用できる美術館となるように計画されている。敷地は、倉吉パークスクエア内にあり、7世紀中頃の創建とされる山陰を代表する寺院の遺構である大御堂廃寺跡に隣接している。
水平にのびやかに広がる大屋根の下に3層吹抜けの「ひろま」を配置し、それを中心として展示室を分散配置している。芸術鑑賞シークエンスの中で、倉吉の自然豊かな風景を同時に楽しむことが出来る立体的な回遊性をつくり出している。
「ひろま」は、歴史公園として整備される南の広場に「えんがわ」を介してつながり、屋内外を連携して創作活動や様々なイベントに活用できる構成としている。
2024年に竣工し、準備期間を経て2025年春に開館予定。

所在地: 鳥取県 倉吉市 
完成年: 2024   2025年開館予定
用途: 美術館
主要構造: 鉄筋コンクリート造/一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
階数: 地上3階
敷地面積: 17,892m²
建築面積: 5,347m²
延床面積: 10,598m²
構造設計: 竹中工務店
設備設計: 竹中工務店