慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に創設する学生寮のコンプレックスである。
SFCのコンセプトを継承し、中低層の建築群からなる分棟型の構成によりキャンパスの新たなゾーンを形成する。また地形を生かして連続する豊かな外部空間を創り、ゾーン内外の密接な連携を図る計画である。
4棟のハウスからなる宿泊棟は、5人で居間や水回りを共有して住む5人ユニットを基本形としている。各階の共用部にはラウンジやシェアキッチンとコミュニケーションスペース、ハウス毎に設けられたラーニングコモンズ、また共用棟の食堂や多目的室など、グループのスケールに対応した様々な共用スペースを充実させ、寮生同士のコミュニケーションの活性化を重視している。共用棟は寮生の生活をサポートするとともに、SFC利用者全般へのサービスも視野に入れている。
所在地: | 神奈川県 藤沢市 |
完成年: | 2023 |
用途: | 大学(寄宿舎) |
主要構造: | 鉄筋コンクリート造/鉄骨造 |
階数: | 地上5階/地下1階 |
敷地面積: | 12,530.81m² |
建築面積: | 3,572.53m² |
延床面積: | 11,440.28m² |
構造設計: | 西薗博美構造設計事務所 |
設備設計: | 森村設計 |